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鵺の鳴いた次の朝

ボードゲームのこと(ゲーム会レビューや制作)やおすすめの本のレビューなどを行っているブログです。

   
カテゴリー「読書」の記事一覧

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小野裕康 「少年八犬伝」

入試のため、長い間更新を停止していましたが、今日からまた再開していきたいと思います。

さて、今回紹介するのは小野裕康の「少年八犬伝」です。

皆様は「南総里見八犬伝」という物語をご存知ですか?
南総里見八犬伝とは、江戸時代後期に曲亭馬琴(滝沢馬琴)によって著された読本で、
八つの球を持つ八犬士が力を合わせて、悪い妖怪を退治するというものです。
この物語は現在も愛され続けており、最近滝沢秀明主演でドラマ化されました。
まさに名作ですね。

この南総里見八犬伝を、現代の世界によみがえらせたファンタジーが「少年八犬伝」ということです。


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STORY

父親が小説家であり、離婚した母が教育委員会幹部である事を除けば、ごく平凡な少年ケンタ。
だが彼の日常は大きな白犬を連れた不思議な少女エリと、県のあちこちに出現した”八つの光る玉”によって大きく変わり始める。
がんじがらめの学校生活、精神を病んでしまった憧れの先生、反抗する子供達が送られる教育収容所、そしてそれらの影で暗躍する巨悪。
立ち向かうのはケンタと同じく玉を手にした八犬士の少年少女たち。
彼らは強大な権力者たちから自由を勝ち取る事が出来るのだろうか?


児童向けの物語ではありますが、大人でも面白いと思います。
本の厚さはすごいものがありますが(笑)


本の名前:少年八犬伝
著者名:小野裕康
ジャンル:ファンタジー(色々)
所要時間:2~3時間(ハリーポッター2冊分くらいの厚さがある)




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有川浩 「海の底」

大分間が空いてしまいました。すいません・・・。

気を取り直して、今回紹介するのは、現在、私が最も面白いと思う本「海の底」です。

具体的なストーリーは下に書きますが、普段強いと思っていた”自衛隊”の弱みを
的確に描いた空想のストーリーが中心になっています。

読んだことのある方はよく分かると思いますが、増殖した巨大甲殻類が横須賀を
覆っていくシーンなどはとてもリアルです。

というより、他の読書関係のサイトでも一番人気を誇っているような名作です。
個人的には「塩の街(電撃文庫)」と、どこか似ているような気がしますが・・・・。


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Story

米軍横須賀基地に停泊中の海上自衛隊潜水艦「きりしお」は、唐突な出航命令を受けた。予定になかったことから大半の乗員が不在のままではあったが、ともあれ命令に従おうとした「きりしお」は、湾内に潜む何かに囲まれたことで身動きが取れなくなった。

艦を捨てての退去を決断した艦長以下の乗員が陸上に見たのは、人間大の巨体を持つザリガニのような甲殻類の大群が這い回る基地、そしてそれらに捕食される人々の姿だった。基地外への退路が完全に塞がれたことで、夏木大和三尉、冬原春臣三尉は救助した民間人の子供ら十三名と共に「きりしお」内へ退避した。 しかし、艦の停泊場所が米軍基地内であること、また湾内が甲殻類に埋め尽くされていることから早急な救助対応は望めず、「きりしお」は孤立した状況に置かれてしまう。

「非常識事態」に戸惑いながらも、自衛隊への主導権移行には及び腰な警察。他国が基地施設に介入することをよしとしない米軍。対応が錯綜する中、やがて市街へ侵入した甲殻類の圧倒的な数と強靭な生命力、容赦ない襲撃に対して、市民救助のため前線に立つ神奈川県警機動隊は凄惨な戦いを強いられることになる・・・。

読破時間:三時間程度
ジャンル:フィクション
作者名:有川浩
おすすめ度:★★★★★

 

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ジェネラル・ルージュの凱旋

今回紹介するのは、先日紹介した「チームバチスタの栄光」の続編、「ジェネラルルージュの凱旋」です。
この続編では、前回活躍した白鳥・田口コンビに加え、「赤将軍(ジェネラル・ルージュ)」の異名を持つ速水加わり、物語はどんどん複雑になっていきます。

尚、このジェネラル・ルージュの凱旋は、チームバチスタの栄光の続編ではありますが、物語としては続いていません。

57d1a440.jpeg 桜宮市にある東城大学付属病院に、伝説の歌姫が大量吐血で緊急入院した頃、不定愁訴外来の万年講師・田口公平の元には、一枚の怪文書が届いていた。それは救命救急センター部長の速水晃一が特定業者と癒着しているという、匿名の内部告発文書だった。病院長・高階から依頼を受けた田口は事実の調査に乗り出すが、倫理問題審査会委員長・沼田による嫌味な介入や、ドジな新人看護師の姫宮と厚生労働の”火喰い鳥”白鳥の登場で、さらに複雑な事態に突入していく。
 










著者名:海堂尊
ジャンル:推理小説?
読破時間:チームバチスタの栄光と同じく2~3時間程度

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チームバチスタの栄光

今回紹介するのは、医学系物語として有名な「チームバチスタの栄光」です。

バチスタ手術というのは、学術的な正式名称は「左心室縮小形成術」といい、 創始者であるR・バチスタ博士の名を取って、一般的には「バチスタ手術」と呼ばれます。 拡張型心筋症に対する手術術式のひとつです。 肥大した心臓を切り取り小さく作し、心臓の収縮機能を回復させます。 心臓移植の代替手術ですが、状態が劇的善される例も多いそうです。(本書より)

ドラマ化、映画化と映像制作され、キャストが豪華なことでも話題になりました。

尚、このチームバチスタの栄光には、第二作「ナイチンゲールの沈黙」、第三作「ジェネラル・ルージュの凱旋」、第四作「イノセント・ゲリラの祝祭」、そしてつい先日発刊された、第五作「アリアドネの弾丸」と続編があり、この長さが人気が高い理由の一つになっています。これらは後々紹介したいと思います。


book03.gif  東城大学医学部付属病院では、心臓移植の代替手術である「バチスタ手術」の専門チームを作り、 次々に成功を収めていた。ところが今、三例続けて術中死が発生している。 しかも次は、海外からのゲリラ少年兵士が患者ということもあり、マスコミの注目を集めている。 そこで内部調査の役目を押し付けられたのが、神経内科教室の万年講師で、 不定愁訴外来責任者・田口と、厚生労働省の変人役人・白鳥だった……。








著者名:海堂尊
ジャンル:推理小説?
読破時間:3時間程度

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リリアとトレイズ

今回紹介するのは、電撃文庫の「リリアとトレイズ」という本です。
この本の著者は「キノの旅 The Beautiful World」の著者でもあり、
似たような感じではあるが、全く違った物語です。

ただし、キノの旅で描かれている飛行機や銃の紹介っぷりは変わっていませんね。

尚、このリリアとトレイズは全6巻あり、同著者作「アリソン」シリーズの続編です。

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 Story
  夏休み。アリソンが急な訓練で出かけられなくなり、リリアは遊びに来ていたトレイズを同行として旅行に出る。目的地はトルカシア国のラーチカというクウルズ内海に浮かぶ海上都市。その町のアトラクションの一つである遊覧飛行中、不時着していると思われる飛行機を見つけ助けようとしたが、リリアたちの飛行機のパイロットが撃たれ死んでしまう。その光景を目撃した2人は理由もわからないまま追われ、逃げている内にある一人の老人に出会う。彼の手引きでロクシェの首都に戻る飛行艇に乗せてもらう事になったが、その飛行艇の影には様々な組織の思惑が交差していた。


本の名前:「リリアとトレイズⅠ・Ⅱ」
著者名:時雨沢恵一
読破時間:1巻あたりおよそ40分

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プロフィール

HN:
年齢:
28
性別:
男性
誕生日:
1996/03/14
趣味:
読書,ボードゲーム制作&プレイ
自己紹介:
 1日2冊を目標にして
本を読んでいます。(たまに忘れる)
 まあ、ほとんどがファンタジーや
論理系の本ですが・・・。

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