今回紹介するのは、医学系物語として有名な「チームバチスタの栄光」です。
バチスタ手術というのは、学術的な正式名称は「左心室縮小形成術」といい、 創始者であるR・バチスタ博士の名を取って、一般的には「バチスタ手術」と呼ばれます。 拡張型心筋症に対する手術術式のひとつです。 肥大した心臓を切り取り小さく作し、心臓の収縮機能を回復させます。 心臓移植の代替手術ですが、状態が劇的善される例も多いそうです。(本書より)
ドラマ化、映画化と映像制作され、キャストが豪華なことでも話題になりました。
尚、このチームバチスタの栄光には、第二作「ナイチンゲールの沈黙」、第三作「ジェネラル・ルージュの凱旋」、第四作「イノセント・ゲリラの祝祭」、そしてつい先日発刊された、第五作「アリアドネの弾丸」と続編があり、この長さが人気が高い理由の一つになっています。これらは後々紹介したいと思います。
東城大学医学部付属病院では、心臓移植の代替手術である「バチスタ手術」の専門チームを作り、 次々に成功を収めていた。ところが今、三例続けて術中死が発生している。 しかも次は、海外からのゲリラ少年兵士が患者ということもあり、マスコミの注目を集めている。 そこで内部調査の役目を押し付けられたのが、神経内科教室の万年講師で、 不定愁訴外来責任者・田口と、厚生労働省の変人役人・白鳥だった……。
著者名:海堂尊
ジャンル:推理小説?
読破時間:3時間程度
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